就労支援という名称。。。。
仕事柄、毎日のように使っていますが、頻繁に出てくるわりには、その定義をきちんと説明することが難しかったりします(お恥ずかしいです💦)。
それは、就労支援を実践している「支援者」の立場であるか、あるいは制度やしくみを作る「行政」のお立場か、法律や社会課題など研究する「学者」のお立場の方か・・・・その立場によって「就労支援」という言葉の捉え方が大きく違ってくるからです。
法律や福祉制度の側面で使われる就労支援は、何を目指して、何をするのか、それによって障がい者はどうなってゆくのか・・・などが大雑把に述べられていますが、利用される方と毎日一緒にいる私達支援者としては、目的や一般的なこととは少し画して「その方が求める就労支援とは何」を見つめています。
私は職業として長く就労支援をさせていただいていますが、利用される方が求める就労支援は、一つとして同じものはないと感じています。
「就労」に着目する方、「支援」に注目している方、自分がやりたいことを邪魔しないで欲しいと願う方、やりたいことを一緒に探して欲しいと願う方など就労支援から理解することは、本当にさまざまだと思います。
一人一人就労支援の捉え方は違って良いと思います。。。
むしろ自分に合う就労支援の方法はなんだろうか?と意識をして下さる方、考えて下さる方とはとても良い『支援関係(支援者と働く本人の関係)』が生まれると思います。
支援の実践を行っている私達から言わせていただくと、「支援関係」とは何かをしてあげる、とか何かをしてくれるという関係ではなく、今自分がいる状況では何が必要で、それは誰が用意をするのか?という役割分担を支援者と本人の間で常に行う関係かと思います。
就労支援は『誰かに補ってもらって』働くということだけではなく、働くのは自分一人であり、それ以外には誰もいない状況で、その「働くこと」に意味を持たせて、やりがいをもって続けられるようにする支援だと思っています。
違っているとはいっても、根本で共通して存在する価値観があります、それは、その制度や支援を利用する方(クライアント)のためにあるしくみ、ということです。
少なくともユースターの就労支援はその価値観を目指しています。
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