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執筆者の写真吉岡 俊史

慣れを変える難しさ

すがすがしく、外出しやすい季節となりました。活動的になる人も多いのではないかと思っていたら、案外「おうち時間」が定着しているからか、引き続き自宅に”自主自粛”(?)している方も少なくないように思えます。


「不要不急な外出は自粛する」という喚起が毎日され続け、それも長い間続いていました。私達の生活パターンは、一旦経験して自分に定着してしまうと、実はそのあと変えることがおっくうになるのではないでしょうか。私も(?)色々な外出を我慢しているうちに、今は色々な制限が緩められていても「特に外出しなくても良いか、いやいやこのまま家にいるのでいいか」(苦笑)と思うようにもなってきました。

どちらが良いか、ということではなく、人間って一定の生活のパターンに浸ると、それを続けたいという本能的な特性があるのかもしれない、と感じます。

一方で絶えず何かを変えないといられないという方もいらっしゃいますが、それも「変える」というコトを変更したくない、ということかもしれない、と見ると本質は同じなのかもしれません。


現状を変えるには勇気やエネルギーが必要ですし、それには失敗や危険といったリスクも伴います。それらのマイナス要因を全て乗り越えてでも、変えたい「動機」がない限り「今回はやめとこうか」と思ってしまうのは自然かもしれません。


ユースターに通い始めるときや、ユースターから就職、といった「変化」大きなエネルギーや勇気を伴います。

その瞬間は、どうしても「少し頑張って一歩踏み出してみませんか?」という気持ちを伝えたくなります。

ただ、本人にとっては大きな力が必要になります、その力を自ら出さないと進めないのです。

新しい事への挑戦・・環境を変える勇気・・周りの人から見て取れるより、本人にとってはもっともっと大変なことです。そして負担になることなのです。周りの人たちが改めてそのことを知れると、お互いに優しくなれるかもしれません。


自宅でくつろいでいます
慣れ親しんだ状況を変えるには負担があります。ユースターを利用する方は就職という大きな変化があります。周りの理解と優しさがあると良いです

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