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執筆者の写真吉岡 俊史

最後で最初の挨拶

就労移行支援事業所ユースターを旅立って就職をする方が、最後の挨拶をして下さいました。比較的長くユースターで過ごされた方でしたので、私たち支援スタッフは寂しさと思い出をかみしめながら、その方の前途の活躍をひたすらお祈りしつつ挨拶を聞かせていただきました。


ユースターでは最後の挨拶です。。。。

しかし、長い人生の流れの中でみれば、社会に出る最初の挨拶なのかもしれない。。などと思うと、とても感慨深い気持ちで一杯でした。


挨拶は何らかの区切りに必ずといって良いほど出てくるものです。挨拶無しでは他の人も自分も何となく区切りをつけられないときがあります。


あらためて挨拶とは何か?を考えてみました。

挨拶をする意味と共に、挨拶の持つパワーはとてつもなく大きい、と改めて気づいた次第です。

「相手との距離を縮めたり・・心を開くきっかけになったり・・相手に信頼をおくことにつながったり・・そして何より感謝を伝える」など多くの大きな力を持ちます。加えて、最初に書きました「区切りをつける」という意義も持つのです。


お別れの挨拶も出会いの挨拶につながるものですし、ユースターで最後の挨拶をしてくださった方も、明日は「最初の挨拶」を緊張しながらするのだと思います。その場面を想像すると、挨拶の持つ深さを感じざるを得ません。


その挨拶を私たちは何度となく口にし、意識しなくても交わす時もあります。

しかし、毎日やっていることに対して否定的になるときも正直あるのです・・同じ挨拶をなぜ毎日しないといけない?同じ人に、わざわざ毎日しなくても良い?と。


ユースターでも挨拶が苦手な人がいます。何となく「おはようございます」ということから自分を避けたり、会釈だけで終わらせたり、照れてしまう、という場面も毎日多く見られます。特に、知らない人がユースターを訪ねてこられた場合には挨拶をしましょう、とお伝えはしていても、なかなか口から出で来ないこともあるようです。


そのような方には、これからも挨拶の持つパワーを知っていただくように支援スタッフも頑張ります。そして挨拶をした方が絶対といって良いほど生きやすくなることも感じていただきたいと思います。


最初であり最後であるタイミングで必ず登場するのが「挨拶」、しかし挨拶に最初とか最後とかは無いのかもしれない・・とも思ってしまいました。自分に・・そして周りに対して、”時”の区切りをつける印のようなものでもある挨拶を大事にしないといけないですね。


挨拶をしている影
挨拶は最初と最後をつなげるものでもあるかもしれません

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