今日は、パソコンを使った実際のユースター内での作業についてご紹介します。
施設内で行う活動、特に実務的な作業の場合には皆さんどのようなイメージを持ちますでしょうか? モノづくりや、職業能力の向上を目指す技術取得でしょうか?
実は・・施設で行う活動も進化しているのです。
特に当施設である就労移行支援事業所ユースターでは、働く基本的なさまざまなスキルを身につけるトレーニングは行いながら、プラスアルファとして、時代の潮流に合わせ、現実の働き方や環境を意識した就労トレーニングも行っています。
例えばパソコンのトレーニングですが、ChatGPT(チャットGPT)のような生成AIシステムに関わる作業も行っています。
チャットGPTは、今では一度は耳にした方も多いと思いますが、それを仕事に活用する方は増えても、それを作る側の仕事は専門性が高くて、一般的には馴染めないもの、と思っている方が多いのではないでしょうか。もちろん私もその一人でした。
しかし、実際には仕事として、いろいろな関わり方があるようなのです。
そもそも、チャットGPTのように生成AIと言われるものは、人間ではできない膨大なデータを学習し、そこから文章や画像などの新しいコンテンツを作り出す(つまり生成)ものです。
しかし、当たり前ですが、データを学習しないと機能しない生成AIでもありますので、だれかが学習をさせないといけないのです。。。。
この学習をさせることに貢献する仕事をユースターでもさせていただいたのです。
具体的は記述は控えますが、あるマニュアルを生成AIが読み取れるように打ち直す、というイメージの「お仕事」です。
もちろんコンピューターの専門知識や操作能力は必要ありません。専門家の方に教えていただければ誰でもできるお仕事です。ユースターの施設内では、どなたでも行っていただけます。でも臨場感は得られるのです。
当施設である就労移行支援事業所ユースターでは、社会に出て生活・就労・活躍する準備として、広く様々な要素を取り入れた支援プログラムがあります。
パソコンに関する支援プログラムもあります。どのような業種、職種であっても、パソコンやスマートホンをツールとして使用する職場は多くあるからです。
そこで、特にパソコンになじみの少ない方に向けた支援プログラムとしては、パソコンの立ち上げ方からキーボードの入力方法、操作方法から初めるものがあります。
一方で、パソコンが得意な方には実際の仕事に即したトレーニングを行っていただきます。
そして今回ご紹介したように先端技術に関わるお仕事も体験します。
パソコンに関する支援プログラムは、就職後、職場でパソコンを使用する際に戸惑わない程度に知っておくということの他に、パソコンを使う仕事を体験してイメージを付けていただくことにもあるのです。
Comments