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執筆者の写真吉岡 俊史

目標と努力

硬いテーマですが『目標に向かって努力すべし』・・・という意味で付けたタイトルではありません。


目標を持つことを都度意識はしないまでも、誰でも長期・短期、重い・軽いに関わらず持ちます。次の休み時間までがんばるのも目標ですし、〇〇Kgになるまでカロリーは控える・・も目標です。


何かをしよう、と思うときに、緩(ゆる)くても構わないので、いったんゴールを定めるとそれが目標になるのだと思います。緩くても・・と書きましたのは、具体的な到達点を数字や時間など明確なものに定めなくとも「なるべく・・・する、今より・・をする」でも立派な目標になると思うのです。

つまり、目標は自分のために自分で決めることで、それは一人でもできますし、いつどのような場面でもできるものだと思うのです。


目標があると、そこに向けて行動することができますので、自分を動かすものを身近に持つことができるわけです。またその目標に向かう心に張り合いもでき、達成したときの心地よさも味わえます。


仕事でも就労移行支援事業所ユースター内の活動でも、皆さんに、やりがいや意義を感じてもらうことが大切で、そのためには目標が不可欠です。

ユースターの活動は、3か月ごとに見直す目標をブレークダウンして毎日の活動に個別に落とし込んで決まってきます。


ユースターを利用される方の中には、なぜ自分は働かなければならないのか?、またなぜユースターに通わなければならないのか?という想いを心に持ちながら過ごしている方がいます。

私たち支援スタッフと、目標や目的感を共有しきれていない時にそのような気持ちを抱くのだと思っています。


そんな時には、”本人のやる気が無い”とか”頑張りが足りない”と捉えられがちですが、本人にだけ原因があるわけではないのです。

そもそも何に向かって頑張るか、を本人と意識共有できているか、あるいは、そこで決めた目的に本人が納得しているのか?本音は何か?までしっかりと共有してゆかないと、その先にあるやりがいや達成感につながらないのです。


目標の中身よりも、しっかりと共有され納得されていることが大事で、そうなっている目標であれば、そこに向かって努力することにつながりやすいと思っています。


「就職」は、わかりやすい目標の一つです。

就職することは、あくまでひと時の「手続き」でしかありませんが、その時を経て自分の生活が大きく変わりますので、それを含めて考えると「就職」はとても大きな目標です。

だからといって、簡単に就職を目標と設定して、当たり前のように就労支援を進めてしまうと、本人が取り残されてしまうことにもなってしまいます。そこには、繰り返しですが、就職という目標への本人の共感、共有そして合意が不可欠なのです。そうなれば、努力もしやすくなりますし、意欲も持ちやすくなるのです。

また、目標は小さなことでも、もっとたくさん、もっと身近に持つべきとも思います。


自分が満足して過ごせるためにも目標を上手に活用したいです。。


スタートゴールのイメージ写真
目標が無いと努力もできませんので、もっと身近なことにも目標を持ちたいですね











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