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執筆者の写真吉岡 俊史

知らなくても良いと思っていること

今日の題目は長くてすみません。。

「知らなくても良い・・」と思い込んでいることって、世の中たくさんあると思います。


例を挙げたら枚挙に遑(まいきょにいとま)がありませんが、例えば「日本の政治のしくみ」・・・国民全員がどれだけ詳しいでのしょうか。。わかっていないのは、ひょっとして「私だけ?」かもしれませんが、通常国会の意味?各省庁の役割は?官房長官って何している人?審議会と諮問機関の違いは?国の審議会ってどれだけあるの?・・・など。もちろん政治の専門分野で働く方、政治を学んだ方々にはあたりまえの知識かもしれませんが、知らない人は知らないのではないでしょうか?・・・というより「知らなくても困らないからスルーしている」のではないでしょうか。


そうなのです、世の中には「知らなくても良いからわざわざ調べない」ということがあまりにも多いのです。上記「政治」の例はふさわしい例ではなかったかもしれませんが、その他、自分の住んでいる町の人口推移、種類は全く違ってきますが・・外出予定のない日の天気・・なども「知らないで良いことは知らないで済ませる」ということです。


このこと自体は全く悪いことでも怠けていることでもないと思います。

そして私達は情報や知識を無意識に左右に分けているのかもしれません。


ユースターで講座を行う際、とても興味深く、前のめりで聞いて下さる方がいる一方で、それほど関心が無いように「見える」方もいます。。。でもそれは、私の認識の誤りで、関心が無いとか、興味が無い、ということではなく、テーマを正面から受けとめてしまい、受けとめきれない難題だから、と熱心すぎるために「避けざるを得ない」と感じさせてしまったと思っています。

情報を、ある程度整理分類して、無関心になったり、スルーすることも、一つの大事なことなのだと、感じた次第です。



しかし、スルーする落とし穴もあって、スルーしたことが、将来、先につながり、自分に大きな関係のあることだった、ということもあるのです。


ユースターがある地域のごみステーション・・ごみを出す日に枠を組み立てて、ごみを入れる箱を作るのですが、その箱がどうも歪んでいるのです。「歪んでいるなぁ・・・」と知ってはいましたが、全く気にせずスルーして一年余り。ある日その箱がついに壊れ、中のごみがユースターの前に散乱!カラスの大合唱・・そうなると、何とかその枠を直そうと思ったり「なんで壊れているの?」とムッとしたり・・いきなり関心を持つのです。


「知らなくても良い」ことと「知らなくても良いと思っていること」は少しニュアンスが違うのかもしれません。


これからは「知らなくても良いと思っていること」にも関心を向けなければならない・・と思いました。


ユースターの講座の様子
(本文主旨とは直接関係がありません)つたない説明を一生懸命に聞いてくださっています。私も、みなさんの関心を持って聞く態度を見習わなければと思います


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