人々の生き方、生活、生きがいの見つけ方、生きがいの感じ方は、多様化しているように思います。それに伴って、人の生き方や生きる目的は、個人個人で全く違ってきています。かつては、〇〇な生き方、〇〇な人生は幸せだ・・とか、△△のように生きるのが理想、それができる人になる・・といった、ある一定の価値観があたかも誰もが求めているように言われて続けてきましたが、たとえば、高学歴で大企業で働き、出世する・・・とか、まるでそうなることが成功のように言われた時代がありました。
しかし、今は全く違います、どのように生きるかは自分がどう思うかで、良くも悪くもなります。また「典型・模範」のような概念も薄れています。”男性は働き女性は家庭を守る”などと言う人は、今や特殊な領域にいる、ほんの一部(?)の人になっているのではないでしょうか・・・
個人の個性や価値観の多様化を社会が認めていくことについて、諸外国に比べて進化がスローな日本であっても、人がどういう生き方をするべきとか、このような生活が良いとか悪いとかの統一的な基準は無くなりつつあると思います。
生き方の多様化にともなって、福祉サービスや支援の視点にも変化が求められていると感じます。
障がいなどで、生活や就労をすることに何らかのサポートを求める方も、支援の受け方に個性が見え、人によって、それぞれ違ってきているように思います。
人それぞれに異なる希望を叶えられるように、福祉も個別化に対応していかなければなりません。
「個別支援」という視点は以前から言われていますが、それは、どちらかといえば「同じ支援を個々に提供する」というだけであって、人々の多様な生き方に合わせた一人ひとり違う支援を研究して作り、提供する、というまでにはなっていません。
生き方の多様性の進化に、今の福祉や支援の形は追いついていないような気がします。
ユースターは就労支援に特化した福祉サービスを提供しています。就労支援は個別化された支援の典型です、それは就職の
ための取り組み、行程、タイミング、働く環境など、すべてが一人一人違うからです。
一人一人の希望や求める就労支援が違うことをきちんと理解して支援を展開したいと思っています。
そして一人一人違う福祉サービスの使い方に応えられるような支援に努めて参りたいと思います。
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