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執筆者の写真吉岡 俊史

聞いたことある

就労移行支援事業所ユースターで社会性を身につけるために「講座」の形式で、社会のことを知り、社会で生きる知識を得る時間があります。

広範囲のテーマを数多く扱っていて、中には難しいものや簡単すぎるもありますので、参加されるユースターを利用される方の中には「飽きてしまう」こともあると思います。しかしその空気に圧されながらも、支援スタッフは、伝える使命から(?かっこつけています💦)講座を開催させていただいているのです。


皆さん(空気を読んで)「勉強になったー・・」と反応して下さり、それに気を良くしてしまう未熟な私もいるのですが・・・💦

それはそれとして、今まで「飽きた」という言葉をおっしゃる参加者は実際は少なくて、本当は飽きているというより「またこのテーマかー」と新しくないもの、と感じている方はいらっしゃるのではないかと思います。

つまり「どこかで聞いたことあるなー」と思い込んでいるのではないでしょうか。


「聞いたことがある」話しは世間にいっぱい溢れていると思います。

恐らく私たちが忘れてしまっているだけで、同じような話題や全く同じ材料、テーマはたくさんあるのだと思います。

実際私も研修等に参加するときに、年を重ねてゆくごとに「この話し聞いたことある」とか「あーまたこのテーマね」と感じることは増えているように思います。もちろん否定的な意味で取るのではなく、進んでその話を聞きに行く自分としては、同じテーマを違う講師がどのような視点や解釈で話されるのか・・新たな別の角度からの「見方」がとても勉強になるのです。


そこで「聞いたことがある」ことを、あえて何度もお話しする、できるだけ別の支援スタッフや、特にユースター外の方にもお話しいただく意義はとても大きいと思っています。


就労に関わるテーマ、社会に出るために必要なテーマを大括りでまとめしまうと、種類はそれほど多くはないと思うのです。

そしてそれらの少ないテーマを違った視点で解説したり、時にはノウハウとして「解決する方法」に徹した説明があったり・・と色々な形で聞くことで、大事なことが網羅的に少しづつ頭に染み込んでゆくのではないでしょうか。


言えることとしては、大括りにしたそれらのテーマは、どの時代であっても、どのような状況でも、おさえておくべき大事なことだということです。


これからも、聞いたことのある話題を、もっと積極的に聞いて楽しみたいと思います。


レクチャーを受ける教室の写真
聞いたことのある話しをもっと聞きたいと思います










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