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執筆者の写真吉岡 俊史

脱ハンコにみる文字を書くということ

 最近、コスト削減や業務効率化を目的として、『脱ハンコ』『ペーパーレス』という社会的流れがあります。企業によっては履歴書をパソコンで入力し、メールで送信するということもあります。

 就労移行支援という社会への出口となる支援を行なっていると、時代の変化によって、働き方が変わり、求められる能力(スキル)も変わってきていることを感じます。

 わたくしたち自身もそうですが、スマホ・PCなどの機械に慣れていると、字を書く機会がめっきり少なくなったように思います。特に『人に見せる文字』『人に見られる文字』を書く機会はめっきり減ったような気がします。

 だからといって、その機会は0になったわけでもないのです。仕事中に相手にメモを残したり、検温時の数字を書いたり、訪問者名簿に記入をしたり、忘れないように自分にメモしたり、履歴書…雇用契約書…契約更新…何かの予約…などさまざまな場面で『文字を書く』ことは求め続けられています。おそらく将来も0になる時はまだ相当先かもしれません。

 求められ続ける以上、『きれいな文字』ということではなく『相手に伝わる文字』を意識して書けるように、そして、相手にも自分にもわかりやすい文字を心がけつつ、できるだけ文字を書く機会を増やしていきたいと思います。利用される方の利便に少しでも貢献できるよう、ユースター(就労移行支援事業所)では、ほぼすべてのトレーニングに筆記の要素を組み込んでいます。


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