就労移行支援事業所ユースターを利用される方が、次々と一般企業に就職し、”それぞれの段階”で活躍しています。
”それぞれの段階”といいますのは、入社直後の緊張感マックス状態ではあるが、会社から万全の体制での受け入れの中で頑張っている方や、早々と職場に慣れた方、入社前から「自分は大丈夫」と自信を持ち、余裕で仕事をしている方、入社後数年が経過して、会社も本人も安定段階の方など・・・のそれぞれ異なる段階があります。就職後は比較的短時間で本人、職場、会社の状況は変化しますので、段階も変わってゆきます。
支援者として気になる点は、働く本人と会社の両方が、気おくれせずに自然な状態になる方向であるか?・・・・・という点です。
入社直後はイレギュラーや想定外のことがたくさん出現しますので、それらは乗り越えるとしても、一定期間経過後の混乱の「その後」です。
失速したり、飽きたり、下落せずに、自然な定着に向いているか、ということが大事な点だと思っているからです。
例えば、職場や同僚の人にも慣れ、わからないことは聞けているか、要望は伝えられているか、仕事に余裕は出てきているか、落ち着いて毎日を過ごせているか、びっくりすることは起こっていないか等々です。つまり、会社は本人とコミュニケーションがとれ、本人は臆せずに働けているのであれば、総じて順調に進んでいると言えます。
”臆せずに働く”ことがなぜ大事かといいますと、安定した心身の状態の上に挑戦や冒険、失敗や脱落があると立てなおしやすいからです。
これは誰にでも言えることではありますが、特に障がいがあって働く方には大事な点かと思います。といいますのも、職場で配慮を受けていたり、些細なことでも一般の従業員とは違った働き方や条件がある場合に、それらは時と共に色褪せたり、薄れたりマンネリ化するからです。
そうなることを前提として備え、今度は『本人が会社に』配慮して、本人が会社に合わせられるくらいに余裕ができているか、ということが安定就労の基本になるからです。
臆せずに働いていることが、働き続けるための基本の一つだと思うのです。
ユースターも、本人が自信を持って臆せず働けるようにサポートをしてゆきたいと思います。
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