賃上げと企業支援
- 吉岡 俊史
- 1月17日
- 読了時間: 3分
いきなりですが、経済の話題です。
長い間、お給料があがっても消費につながってない、と毎日ニュースで聞きます。そもそも、お給料があがる、といっても、元々最低賃金は上がってきていました。その度に時給や月給額は上昇していました。
一定程度の企業であれば、大小ありながらも、毎年定期的にお給料は上がっているところもあります。
そんな中で、今更お給料があがると言われても、働く者としての期待などこに置いたら良いのか戸惑うことになります。つまり「どのくらい上がるのか?物価が上がる以上にあがらないと生活が・・」と思うのも当然なことなのです。
お給料があがるから消費が伸び経済が発展する、というほど単純なことではないのだと思います。
賃上げということで、確かに就労移行支援事業所ユースターから就職をして働いている方のお給料へのプラスの影響もあります。しかし、そうは言いましても、賃上げをした、というより最低賃金が上がったから、いつものようにそれに伴って時給や月給があがった、ということになります。
確かに最低賃金上昇額は例年より大きかったかもしれませんが、最低賃金は過去にも上がっていますので、びっくりするほど嬉しいことではないと思います。それだけではなく、最低賃金分しかあがらない、という方も多く、今の物価高の中で欲しいものを買えるお給料になったのか?というと、そうではないのは就労者の方を見てもわかります。
それと同時に、実質賃金が増えても毎日の生活だけで全て無くなる・・残ったとしても貯蓄をしないと不安がある・・・そもそもお給料を自分の生活と貯蓄にどのように分配すると良いのかわからない・・というのが皆さんの気持ちなのだと思います。
就労移行支援事業所ユースターを利用され、企業に就職した方は、毎日本当に頑張って与えられた指示に従って働いていらっしゃいます。お給料も得ていらっしゃいますが、お給料額には関心はありながらも自分ではコントロールすることはできず、会社を信頼するしかないのです。
一方で雇用する企業の体力への不安も一部には見られます。一定規模の企業は日本経済の動向に沿った動きはできているかもしれませんが、ほとんどの方は中小規模の企業で働かれていますので、中小企業は例えば春闘の賃上げ率には届かず、前述の通り最低賃金とほぼ同水準で上がっているだけなのです。
財務体力が脆弱しつつある企業では、さまざまなコストカットが実行され、障がい者雇用の内容への影響も見えます。具体的には、即戦力を期待し、受け入れへの配慮より労働生産性に視点を置く企業が増えているという実感があります。
今後障がい者雇用の価値と意義、企業の社会的責任と共に、実際の賃金について、障がい者雇用をサポートする立場のユースターもしっかりと動向に関心を置いてゆきたいと考えております。
そして、企業の置かれた実情を理解しながらも、企業サポートをすることで単に労働生産性と障がい者雇用のプラスマイナスで見るのではなく、働く当事者の方の力を企業価値につなげるような障がい者雇用となる方法を企業とも考えてゆきたいと思っております。
就労移行支援事業所ユースターとしてだけではなく、運営母体の株式会社ユーファーストも障がい者雇用を担う企業支援にも、具体的な方法で力を入れてゆきたいと思っております。

Comments