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執筆者の写真吉岡 俊史

通勤という難題

一つ前のブログで、雪による公共交通機関の機能不全について悩ましい課題を書かせていただきました。その中で、一番頭を悩ませるのが「通勤」であることもお伝えしました。


そこで今日は、冬に限らず「通勤」というとても大きな課題と困難について書かせていただきます。


利用される方にとっても、支援する者にとっても、とても難しいのが「仕事前後の時間」です。つまり家から出て会社へ向かう間、会社を退勤するタイミングから家へ帰宅する間です。。。。一言で言うと「通勤」なのですが、ご存じの通り、労働災害上は、通勤は勤務する会社が管轄する時間でもあります。


職場で仕事が始まった後には特に配慮すべきことがない方でも、通勤だけは配慮して欲しい・・これだけはお願いしたい・・といった事柄が出てくることがあります。

それは「人混みが苦手」という簡単な言葉では説明しきれない、色々な苦手な状況と原因があります。


人が多いことで、みんなに見られているような気になり、落ち着かない、といったことは、比較的理解されやすい理由かもしれませんが、中には更に、特定の年代が入ってくる集団が苦手という方もいらっしゃいます。具体的には同じバスに中高生が大勢同乗してくることにどうしても苦痛を感じ、いつまでも慣れずに、最終的に退職をしてしまった方もいらっしゃいます。他の通勤者とバッティングしないように、時間をずらして退勤する、といった配慮を企業からいただくことは珍しくありません。


その他、良く吠える犬に出くわす・・バス停の並び方が日によって変わるのでわからない・・バスの中でもたもたしていると怒られる時がある・・バス酔いが辛いので前の席が空いていないと乗れない・・などさまざまです。


通勤が大きなネックになって就労できない、ということは避けなければなりません。そして、その辛さは勤める会社からはなかなか見えにくいことです。この時こそ支援者が代わりに会社にお伝えすることができるかと思います、そして解決策を一緒に考えてゆくことができます。

会社は従業員のことを知りたいと思って下さっていますし、何も伝えないと、通勤は自動的になされるものとも考えられがちです。


知ってもらうこと・・大事ですね。


バス車内の写真
通勤は誰でも自動的に、簡単にできるものではないことを知って欲しいですね


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