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執筆者の写真吉岡 俊史

障がい者雇用と多様性②

働く障がい者にとってはメリットになり得る「障がい者雇用」。。。

企業の動きがみられる夏の時期だからこそ考えたいことを書かせていただいています。


障がい者本人にとっては、職場で本人のことが理解され、受け入れて下さることは安心につながるのは間違いありません。

しかし、その人のことだけを理解して配慮し続けることは、企業にとって不自然や違和感があるとも感じます。つまり、「その当事者にだけ」特別に配慮が必要・・「他の従業員とは別の」何かをしなければならない人、と勘違いをされるからです。その勘違いが続くと、どんな良い職場にも疲弊感が出てきます。


そもそも、良い職場は、どのような性格、ジェンダー、生い立ち、容姿、障がいetc・・・であっても、それぞれの違いがあっても、認め合い、それぞれの力が発揮される場ですから「特定の人だけ配慮」することは自然なことではないのだと思います。


今や多様性を認め合うことは当たり前になっています。同僚への理解は同僚の多様性を認めることが前提になっていなければならないと思います。


障がい者雇用として入社すると、一般雇用に比べて理解をしてくれると、思いたいですが・・私は言いきれる自信はありません・・そうである企業がある一方で「障がい者であることだけをわかっている」程度の企業もあるかもしれないからです。

本当の働きやすさは「その先にあるもの」なのだと思います。


職場が働く人々の多様性に寛容か?、仕事がわかりやすく設定されているか?などは企業の倫理、文化や価値感に拠るものです。

ユースターから就職をする方も、障がい者雇用は安心、と思う方もいらっしゃいます。確かに「知ってくれている」ことは理解の第一歩ですが、率直に言いまして、働く本人が、障がい者雇用を決断して進むのは、決して容易いものではないのです。そうしてでも安心を得たい、自分らしく力を発揮したい、働きたい・・という想いを含めて私ども、支援する者や、雇用する企業が本当の意味で理解をしないといけないと思います。


働く準備をユースターで進める様子です
まずは知ることから、そして理解へ・・でもその先が大事です


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